外国でバスに乗る話 – 2
あれはワーキングホリデーで滞在していたオーストラリア、シドニーでの出来事。
その日、シドニー郊外のChatswoodからNewtral Bayまで戻るのに、乗り慣れた257系統のバスを待っていた。確かメールか何かでケータイの画面を見つめながら。
しばらくして待っていたバスがやってきたので乗ることに。でも、あれ?今日のバスはえらい旧型の車両。この路線にしては珍しいなーと思いつつもそのまま乗車。しかも今日はめっちゃすいてる、ラッキー☆
バスが走り出して暫く、やっぱりケータイに没頭していたわたしは一段落ついたところでふと顔を上げて窓の外に目を遣り…
Σ(゚д゚lll)ェェエエ工工工!
ちょーーーっと、待てーーーい。
バスは見知らぬ「森の中」を走ってるではないか…!
なんでなんでなんで???「257番」のバスはこんなルートは通らない。普通に住宅地を抜けて行く路線だよ?!なんで今日は違う道を走ってるわけ?私、一体どこに連れてかれるの??と、とにかくどっかで降りなきゃ!
もうパニック寸前、なんとか大きな道路に出たところで慌てて下車。
でも…。
ここは、どこ??? (꒪⌓꒪)
太陽は大きく傾き、空はだんだんと夕焼けに染まってきてきれいだなー…じゃなくて。日没が迫ってるってことでしょう?このまま暗くなったらどーしよー!(ちなみに、クルマは通れど歩いてる人がいない…) 太陽があっちってことはこっちが南で…☜ 今ならスマホの地図アプリですぐ解決できるだろうけれど、そんなモノはまだなかったン年前のこと。
半ば途方に暮れてとぼとぼ歩いていたその時、反対車線にやってきた1台のバス。行先が「CITY」ってなってるじゃないの!うぉ〜、あれに乗ったらとりあえず知ってるところまで帰れるー!(≧∇≦)(注 : CITYとは街の中心地のこと。) そそくさと向かいのバス停に向かうも、バスはたった今行ったばかり。そのままぽつーんと30分待ったのちCITY行きのバスに乗ることができて、その後無事に帰ることができたのでした。めでたしめでたし。ww
ところで。そもそもなんでそんな珍道中になったのか。
わたしが「257」だと思って乗ったバスは、実は「275」だった、というわけ…。紛らわしいんじゃーい!(*`へ´*) と怒ってみたところでハイ、ケータイに夢中になってたアタシが悪うございましたとも、ええ。乗客数の多い「257」はいつも新しい車体なのに今日はえらくボロいな、それにえらいすいてるな…そこでおかしいと思ったんならちゃんと見ようよ、アタシ…
【まとめ】
電車・バスに乗車の際にケータイ・スマホに没頭しているとホントに危険ですからやめましょう。w
それにしても。私が「森の中」だと思った場所はMiddle Coveという場所だったみたい(地図の上部中央)。決してトンデモナイ場所ではなかった模様….普通の住宅地からほんの少し入るだけで森の中というシチュエーションに辿り着ける街、シドニー。自然豊かな証拠です…